先週(7月30日)、全国各地に津波警報が発令され緊張が走りました。大阪は「注意報」止まりで万博も通常通りの営業を続けていたようですが、ちょうど同じころ、本校の女子バレーボール部は合宿で和歌山県日高郡に。海沿いの印南町(いなみちょう)は「ただちに高台へ避難してください」との避難指示を出し、生徒たちも避難所となった「印南町防災福祉センター」へ駆け上がったと報告を受けていました。
避難所には100人を超える地域の方々が避難され、彼女たちはそこで色々とお手伝いをさせて頂いたようです。地震当日のお昼ごろ印南町の社会福祉協議会の方から、「とても助かっている」とご丁寧なお礼の電話を頂戴しました。元気に頑張っているんだと安心し、嬉しく思うと同時に、生徒たち自身も不安を抱える中、気丈に、避難されている方々のために動いているかと思うと、込み上げるものがありました。
バレーボール部のこの行動は、地元紙「紀伊民報」さんに記事として取り上げられ、朝日新聞などにも提供されているとのことです。紀伊民報の記事は「高校生 避難所支える/印南で合宿中の泉陽高(大阪)/津波警報発令:紀伊民報AGARA|和歌山県のニュースサイト」でご覧ください。(許諾確認済み)
今回の地震、震源はカムチャッカ半島付近でロシア国内の被害も報道されており、また引き続いての地震もありましたが、甚大なものではないことを心から祈ります。
大阪府立泉陽高等学校 校長 栗山 悟
※ 8月2日の夜、バレーボール部は無事に帰阪しました。
↓ 印南町防災福祉センターにて
↑ 避難所の方から、手伝ってくれた生徒たちの笑顔がとても良かったとのお言葉を頂きました。こちらこそ、ご丁寧なお電話をありがとうございました。