僕が入部して約2ヶ月が経ちましたが、畷高のサッカー部は他の部活と比べるとおそらくかなり厳しい部活だと思います。ですが、人間として大切なことに気付ける場所であるように感じます。
さて、畷高サッカー部には畷高蹴球部四訓というものがあります。
・一所懸命
・恒時思量(常に周りに目を向けて考えること)
・凡事徹底(当たり前のことを高い水準で行うこと)
・日々感謝
この四つです。僕が特に大切だと思ったのは日々感謝という言葉です。そして、それはまた僕達一年生に足りていない部分でもあると感じています。
僕達はよく意識が低いと言われます。それはサッカーに対してだけでなく、日々の生活のことや畷高生としての学校生活に関してのことでもあると僕は思っています。
今の自分がいる環境に甘えて、この環境が当たり前だと思い、主体性を持つこと、自分から行動することをやめてしまっています。
僕らは入部が例年より遅く、例年とは違う待遇を受けているうちに、自分たちを取り巻く環境が当たり前だと思い甘えてしまっていました。意識が低いと言われるのも当然です。
僕達はこのことに自分たちで気付くことができませんでした。先輩に言われてようやく気づき、最も重要な勉強面においても赤点をギリギリで回避しているような状況です。情けないことです。
この現状を変えるために最初に行うべき行動は先ほど書いたように「感謝すること」だと思います。感謝しようと意識するとたくさんの人が僕達を支えてくれていることに気付けます。気付くことで初めて行動力がついたり思考の幅も広がると思います。
また、畷高サッカー部では「ただ部活動をすること」を重要だとは考えず、社会性、主体性など人としての一面が評価されます。今の一年生はそもそも評価される対象にあるかどうか怪しい程、社会性や主体性が欠けているのではないかと思います。
このように今のままでは全然駄目です。先輩方と比べると意識の差が明らかにあります。それがプレーにも表れていることは言うまでもありません。その差を埋めるためには、やはり根底の部分から、考え直すしかありません。
3年生の先輩方は引退がかかる試合に向けて日々努力していらっしゃいます。これを一年生が足を引っ張るようなことはしたくありませんし、してはいけません。
チームスポーツはチームが一つにまとまらないと本当の強さを発揮できません。だから自分がサッカー部の一員であることを自覚しなければなりません。
3年生が引退した後の新チームでやっていくためにもこれは絶対条件です。これまでの約2ヶ月での反省を成長のチャンスと捉えて、意識を変えて行動をしていこうと思います。
ー1年プレーヤー Mー
掲載:顧問浅田