9月17日「選手権に向けて④」

畷高サッカー部を振り返って、大変後悔していることがある。


それは去年の選手権でスタメンを目指さなかった事。同じポジションにあらゆる面で僕を大きく上回っていた先輩がおられ、「先輩は超えられへんからその交代枠でいいわ」とスタメンを諦めていた。


その結果、選手権では1試合しかベンチに入れず、しかも偕星戦では自分じゃない同期のプレーヤーがその先輩と交代した。


その瞬間、とても後悔したが、約1年たったいまでもその瞬間と同じぐらい、もしかしたらそれ以上に後悔してる。


なぜなら、その選手権が僕ら74期にとっても最後の大舞台となるかもしれないからである。というのも、新型コロナウイルスのため、今年のインターハイは棄権し、選手権も棄権する可能性は十分にあり得る。


そもそも選手権自体延期されていて、開催されないかもしれない。本当に後悔している。


しかし、こんな後悔ができるのも畷高サッカー部にいるからである。


そもそも入部した当初、自分はサッカーが下手で、中学校のサッカー部でスタメンに入れなかったので、高校のサッカー部なんてメンバーにすら入れないだろうなと思っていた。


だが、畷高サッカー部ではサッカーの技術ではなく、主体性、人間性の方がメンバー選考において重要であったため、誰にでもチャンスがあった。また、幸運なことに、二つ上のある先輩が付きっ切りで僕の面倒を見てくださり、サッカーだけでなく、あらゆる面で成長を促してくださった。


その結果、今ではよくスタメンで試合に出させていただいてる。あんな自分がスタメンで試合に出れるなんて思ってなかった。


74期の中で、入部してから1番大きく成長していると自負している。しかし、だからこそ、去年なぜ先輩を越えようとしなかったのだろうという後悔をする。


もっと成長できた。
ただ、もう取り返しが付かない。


選手権が開催されれば、自分を成長させ、支えてくださった方々への感謝、そして試合ができる喜びをピッチで全力で表現する。


そのために最後まで成長する。


ー3年プレーヤー Uー


掲載:顧問浅田