9月14日「選手権に向けて③」

春の大会に参加できなくなってから選手権が近づくにつれて日に日に恐怖や期待から来る緊張感が自分の中で大きくなってきています。


2年・1年前に先輩たちが背負っていた思いというものをこんなにも遅い時期にようやく理解できたのかもしれません。


もうすぐ高校でのサッカー生活が終わると思い2年半を振り返ってみると反省はいくらでも見つけられますが、その中の失敗も成功も全てが今の自分たちというチームを作っています。


「大阪No.1にふさわしいチーム」になるために必要なものは既にその学びの中にあるのでは無いでしょうか。


あとはいつ選手権を棄権してしまうかわからないこの状況でどれだけ選手権で勝利している自分たちを信じて必死に行動できるのかということだけです。


このごろ、練習中の3年生の様子を見ても危機感を持って必死にプレーできている選手ばかりです。


2年生に関しても班活動などサッカー外の活動で自分から積極的に行動している様子をよくみるのでようやく選手権前の空気になってきたようにも感じます。


ですが、まだ選手権前の活気にはあと一歩足らず、No.1には程遠いでしょう。


そのため、残り少ない時間を選手権当日まで隙間なく使い、チーム全員でしっかりと勝利をもぎとります。


少しサッカーや選手権の話からそれますがお盆明けからの期間で感謝の大切さについて改めて感じました。


ここ最近、部活後にグラウンドから出る時や環境班で最後の企画に取り掛かっている時など、サッカー部で過ごしているときに「最後」という言葉が浮かびます。


そして、終わりを意識するほど自分のいる環境への感謝が湧き出てきます。


しかし、この様に失ってしまわないと気付けないというのは非常にもったいないと思います。


先輩からもよく感謝を大切にできる人こそが強くなるという話をいただいたり今まで何度も感謝について考えてきたのですが、


やはり日常を当然と思わず誰かのおかげで成り立っている今という時間を大切にする人は思考を止めず常に自分にできることを考え続けるため、より早く成長します。


サッカーに限らず、あらゆる場面で自分が誰のおかげでどこにいられて何ができているのか考える時間を大切にしていくべきだと思います。


ー3年プレーヤー Kー


掲載:顧問浅田