試合開始のホイッスルが鳴った時、選手権にかけた想いをのせて、先輩がどのようなプレーをするのか、
僕は期待を胸にしていたが、この試合で3年生と一緒にプレーできる時間が決まると思って、緊張感も持っていた。
試合の経緯は先制して、追いつかれて、逆転して、突き放したという感じだ。
正直、もし同点、一点差の場面で途中出場して、チームの役に立てたか、チームの勝利に貢献できたかと言ったら、そうではないと思う。
選手権が始まる前には、自分のプレーで畷高サッカー部の勝利を願って勝ち続けてほしいという人たちの想い、期待を裏切ってしまうこともある、そのような責任を背負い、覚悟を持って選手権に臨んだ。
でも、選手権に出場することは責任が重く、気持ちの準備がまだまだ足りなかった。
そして、2点差で出場する機会をいただいた時に、2点差がないと使えない、つまりDFとしての安定感、安心感が自分には足りていなかったんだと思った。
出場した時に、自分がすべきと思ったことは、残りわずかの時間で失点を許さない、相手のチャンスを潰す、ファールに気をつける、チームの勝利に貢献できることを行うということだ。
でも、すでに70分近く走り続けている選手がいる中で、自分がすべきだったことは声掛けだったと思う。
途中交代で、チームを鼓舞する、引っ張るような声掛けはチームにとって、とても重要だったと思う。
途中出場でも、できることは絶対にあるので、少ない時間でどれだけ全力で挑めるかの重要性を学んだ。
そして次の試合に向けてスタメンで出場できるような練習での準備、気持ちの準備を頑張る。
ー1年プレーヤー Oー
掲載:顧問浅田