3月21日:「改善」ではなく「発展」へ

U18リーグ vs 大阪市立高校 3-0 勝
 
大阪市立高校の皆様、本日はありがとうございました。
 
チームとして約1ヶ月ぶりの試合となりました。
 
この春休み期間、僕達はボールを取った後のカウンター、そしてクロスという流れの練習や
守備における個人戦術などの練習を行ってきました。
 
今回の試合では、前半はとても良い形で戦うことができていたと思います。
 
練習で行ったような理想の形がいくつか見えてきました。
 
攻撃面ではこの期間を通して方向性が定まってきて、より良くなってきていると感じます。
 
課題としては守備における2人目の動きです。
 
相手がボールを保持している時、FWの選手はとても頑張ってプレスをかけていたのですが、
相手がパスをした先の選手に対するプレッシャーが間に合ってない場面がいくつかありました。
 
これは全体としてDFの最終ラインからの指示や中盤の選手の意識が共有されていないと
ベストなタイミングでプレッシャーをかけることは難しいです。
 
これはチームとしての意識共有も必要ですが、
立ち位置やプレッシャーをかけるかどうかなどの個人での判断、すなわち個人戦術も必要となります。
 
これもまた練習で培っていく必要があります。
 
また、もう一つの課題は後半では最後まで勢いにのったままいけず、失速してしまったことです。
 
体力が持たず、立ち位置が悪くなってしまい、
パスがうまく回らない時や、相手に攻められてしまうシーンが後半では特に多く見られました。
 
僕達は技術を補うためにとても走るサッカーをするので、確かに体力面で厳しいところもあります。
 
しかし、春のインターハイで強豪校と戦うためにはこの課題は克服していく必要があります。
 
そして、夏の選手権で、僕達が掲げる「打倒強豪私立」を達成するためにも
今ここで顕になっている課題と向き合い、克服していくことは大切なことです。
 
課題が出てくることは決してマイナスなだけではありません。
特に今回の試合ではできたこともたくさんありました。
 
勉強などと通ずるところがあると思います。
 
何かしらミスや課題が見えた時、ただそれを失敗だと思うのではなく、
見直し、解決策を考え、行動に移していくことが大切です。
 
そして、先生もおっしゃっていましたが、
ただ課題を「改善」するのではなく、その課題をより「発展」していくことで、
僕達の目標に近づいていくのではないかと思います。
 
この春休みという期間を生かして
チームとしてより一段と成長できるよう頑張ります!
2年プレーヤーM
掲載:顧問山磨