9月3日「ワクワク」

僕たちは畷高サッカー部に入って以来、「打倒強豪私立」を目標にしてきた。
特に新チームになってからの1年間は、それまでよりも強くこの目標を意識して活動してきた。
 
そして迎えた選手権。
目標を叶えるチャンスが、すぐそこにある。
 
僕はこのワクワクする気持ちをもっと大事にしたい。
 
最近のチーム内では焦りや、何かをしなければいけない
という考え方が増えてしまっているように感じる。
これでは視野が狭まってしまうし、楽しめない。
 
雰囲気でごまかして、様々な活動の中身が伴っていないという
僕たちの課題もこのようなことが原因なのだろうと思う。
 
ただ何となく、ぼんやりとした認識で動いているから、
雰囲気が良くて"頑張っている感"が出てくるとそこで満足してしまう。
 
今の僕たちに必要なことは、
この選手権がどういった場であるか再認識することだと感じる。
 
この選手権は、ずっと掲げてきた目標を叶えるための舞台、
僕たちの最もやりたいことであるはずだ。
 
そのような捉え方をすると、「やらなければいけない」ではなく、
「こんなことがしたい」や「こんな方法で目標に近づきたい」という発想で物事が考えられる。
これが僕たちの大事にしている主体性という話にも繋がってくるのではないか。
 
また、この選手権で達成したい目標が何なのかを見つめ直すことで、
中身まで突き詰めて様々なものに取り組めるようになる。
これが、最近チーム内でよく話に上がる「基準を上げる」ということを実現する方法なのだろう。
 
もちろん、焦りや厳しい視点も必要だ。
 
しかし、この選手権という舞台をもっと前向きに捉えて、
ワクワクした気持ちを大切にし、楽しみながら互いに高め合うことが最も大切なのではないか。
 
誰にやらされているわけでもなく、僕たちのやりたいことができる。
僕たちの目標を叶えるための舞台がある。
 
このワクワクを原動力に変えて、チーム全員で前向きに選手権へ向けて進んでいきたい。
 
3年プレーヤーA
 
掲載:顧問山磨