9月8日「プレーの質」

今日は選手権に向けて、ポゼッションをテーマとしてトレーニングを行いました。
 
最近のトレーニングでは一つ一つのプレーにこだわり、
質をあげようという声が増え、全員が今までの良い雰囲気に加えて
強度を高くして練習に取り組めていると感じます。
 
プレーが切れるまで最後まで相手に食らいつき、
ボールを奪われると全力で奪い返す。
これがチームの最低限の基準となってきています。
 
しかし自分たちの目標から考えた時、プレーの質という面ではまだ足りていません。
 
どれだけ実際の試合を想定しながら練習に取り組めるのか。
これが今のチームがプレーの質を上げるために必要なことだと考えます。
 
特に選手権3回戦からは人工芝のグラウンドで試合が行われるため
環境が今までとは違ってきます。
そのことをどれだけ考えながら練習に取り組めるのか。
 
サイドでの1体1を想定したトレーニングで、
足を伸ばしてなんとかボールを外に出している場面がありました。
トレーニング内で見るとそれはナイスプレーでしたが、
試合を想定するとその後はコーナーキックやスローインになり、
強豪私立相手だと厳しい状況になってしまいます。
 
想定していない人は満足で終わってしまい、
想定している人はなぜ足を出さないとボールを奪えない状況になってしまったのかを考えて修正していきます。
 
試合を想定すれば、どのレベル、強度でどんなプレーが求められるかが分かるようになってきます。
 
それらを理解したうえで、何気ない1つのパスやトラップに対しても
試合を想定して、そこから自分のプレーを振り返り、修正する。
そうすればプレーの質は自ずと上がってくると思います。
 
選手権3回戦、4回戦までもう時間はありません。
 
だからこそ残り少ない練習を良い雰囲気でしつつ、
質の高いものにしていかなければなりません。
1秒も無駄にはできません。
 
チーム全員で最高の準備をして選手権に臨みます。
 
3年プレーヤーN
 
掲載:顧問山磨