9月9日「感謝」

がこの畷高サッカー部に入部した日から約4ヶ月半が経ちました
 
選手権が始まり、3年生の引退の文字が少しずつ浮かび上がってきた今、
僕は「感謝」という言葉について度々考えることがあります。
 
それは夏休みのある練習で先生がおっしゃっていました。
 
その日はAチームとBチームに分かれての練習で、
先に練習を終えたAチームは、Bチームの練習の間、時間が空いていました。
周りが体を休めている中、主将は外からBチームの練習に参加し、
コーチングやアドバイスなどで練習がより良いものになるように動いていました。
そして、その行動に至った理由について先生は「感謝」という言葉だけで説明されました。
はじめは、あまりピンと来ず、その言葉の意味を理解することができませんでした。
 
そんな中、畷高サッカー部の四訓について考える機会がありました。
その四訓の中には日々感謝という言葉があります。
なぜその言葉が四訓にあるのか、真剣に考えた上でも理解した気になっていただけで、
まだその言葉の本質を理解することはできていませんでした。
 
しかし、最近になってさまざまな場面で「感謝」を感じるようになりました。
 
例えば、任せていただいた学校行事の仕事や、
当たり前のようにサッカーができる環境にあることなど、
これまででは何も感じなかったことに少し意識を変えてみるだけで
「感謝」を持つことができるようになりました。
 
実際に感じたことで、この言葉の理解を深めることができました。
 
そうして、先生がおっしゃった「感謝」の意味を自分なりに解釈することができました。
 
それは、主将がこれまでに過去の先輩方から
していただいたことへの「感謝」なのではと、解釈しました。
 
つまり、先輩方からしていただいたことへの「感謝」があるからこそ、
その行動に繋がったのだと思います。
 
この解釈が合っているかはわかりません。
まだまだ考えが未熟な部分もあります。
しかし、こう考えたことで
四訓の日々感謝の本当の意味に少し近づくことができたのではないかと思います。
 
そしてその「感謝」とは、これまで先輩方が受け継いできたものであり、
僕もそれを受け継ぐ一員になっていきたいです。
 
だからこそ、今僕がすべきことは、3年生からしていただいていることに対して
「感謝」を持って全力で応えることだと思います。
 
そして、3年生とサッカーができるこの時間を大切に過ごしていきたいと思います。
 
1年プレーヤーS
 
掲載:顧問山磨