9月15日「底上げ」

夏の選手権大阪予選4回戦、桜宮高校との試合が、もう目の前まで迫っています。
格上の強豪校との試合なので、先輩方の士気が今までに無いくらい上がっているのを強く感じます
 
一昨日は朝早くから集まって桜宮戦に向けた戦術ミーティングを行い、
練習ではここ3日間対桜宮に特化した守備のメニューを中心に行ってきました。
 
桜宮という相手の大きさも、そこに挑戦する畷高サッカー部の本気度も、
凄まじいものだということです。
 
そして僕は、最近のそういった練習に本気で参加しているつもりでいました。
 
そんな中、今日の練習後には先生から厳しい言葉がありました。
質も、気持ちも、今日の練習には何も無かった。」
 
この言葉を聞いた時、僕は先輩方に対して申し訳ない気持ちになりました。
今日の練習の質や士気が下がっていたとすれば、
その原因は僕のようなベンチ外の選手達にあると思ったからです。
 
僕はベンチ外という立場ですが、
それでも試合に出ている選手達と同じ練習に参加させていただいています。
Aチーム、Bチームと練習を分ける高校が多い中、
畷高サッカー部は約60人の選手全員での練習を続けてきました。
先輩方に、「全員での練習は失敗だった」と思わせたくありません。
 
自分が先輩方の練習の足を引っ張っていたことも、
先生の言葉があるまでその事に気づけていなかったことも、
とても悔しいし、同時に申し訳ないことです。
 
最近の練習ではキャプテンやチームの中心となっている選手から、
「チーム一丸となって」という言葉が多くかかっています。
そのためには、選手全員が同じ方向を向いて、同じ目標を見据えて練習に取り組むことが必要です。
そこに、選手間の序列は関係ありません。
 
今日の先生の言葉を聞いて、僕を含めて多くの選手が自分の姿勢を見直したと思います。
しかし、桜宮戦に向けた練習はもう明日の1時間半しかできません。
明日の練習をどれだけ質の高いものにできるか、
どれだけチーム一丸となれるかは、僕達ベンチ外の選手達次第だと思います。
 
強豪校との試合に向けた、最後の底上げ。
 
明日の練習に100%の気持ちで入ったところで、
精算しきれないほど足を引っ張ってきました。
だから、自分の120%、150%を出せるように、最高の準備をして明日の練習に臨みます。
 
1年プレーヤーY
 
掲載:顧問山磨