校長 片山 造
みなさん、いかがお過ごしですか。体調は?宿題は?有意義に時間を刻んでいますか?
私はといいますと、平日は校内を清掃したり、みなさんが再登校してくる日に向けて準備したりしています。休日は子どもとの散歩や家の片付けをしながら時間を過ごしています。
昨夜みたテレビの番組「心しみる夜汽車」の話を紹介します。この番組は、電車と人との関わりを描いたいくつかのエピソードで構成されています。
50年ほど前の2月、ある女性が大阪から岩手の結婚相手の実家に初めて挨拶に行くため特急列車に乗りました。ところが、大雪のため、列車が途中で止まってしまいます。女性は不安と申し訳なさで「やりきれない」とつぶやきました。すると、横に座っていた知らない紳士が、「槍(やり)は切(き)るものではなく、通すものですよ。」と言いました。
「詳しい事情はわからないけれど、こんな時だからこそ(やりとおす)とよいですよ。」と言ってくれたそうです。その後、女性は電車を乗り継ぎ3日かけて岩手にたどり着き、新たな家族と対面することができ、その後、結婚したということです。
この番組を観て、今こんな時だからこそ、何かを(やりとおす)そんな強い意志を持ち続けたいものだと実感しました。
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