振り返れば、そこには歌があった

校長 片山 造

何かを思い出す時、その風景のうしろに流れている歌がある。大学の卒業旅行でガイドブック「地球の歩き方」と1本のカセットテープとWALKMAN(音声再生機?)を持って中国を旅したことがある。そのカセットテープには、「We are the World」(USA for Africa)そして、アメリカの黒人女性シンガーであるディオンノ・ワーウィックがスティビーワンダーやエルトンジョンと歌い上げた「That's What Friends Are For (友達ってそういうもの)」が入っていた。旅の間、そのテープをヘビーローテーションした。

久しぶりに、その曲を聴く機会があった。歌が流れると私の頭の中は一瞬にして砂ぼこり舞う北京の雑踏や万里の長城、桂林の川下り...旅をしていた時の風景が脳裏に蘇ってきた。何かとリンクした時、思い出はより鮮明なものとなり記憶として刻み込まれていく。

That's What Friends Are For (友達ってそういうもの)

※曲のサビから

Keep smilin, Keep shinin (微笑み続けて 輝き続けて)

Knowin you can always count on me for sure 

(覚えていて あなたはいつだって私に頼っていいんだと、絶対に何があっても)

That's What Friends Are For (だって友達だから)

For good times and bad times  (良い時も 悪い時も)

I ll be on your side forevermore (永遠に私はあなたの味方)

That's What Friends Are For (友達ってそういうもの)

恥ずかしいくらいストレートな歌詞と心地よいメロディに乗せて、心に届いて留まる歌です。機会があれば、是非、聴いて欲しい歌のひとつです。