校長 片山 造
「言霊(ことだま)」という言葉がある。人が発する言葉には、多かれ少なかれ想いが込められている。何かを伝えようとする時、そこにその人の(想い)が乗っかる。例えば、約束時間を伝える時、(楽しみ)とか(遅れないで)がその言葉にはついてくる。人に何かを頼んだり確認したりする時も、軽重はあるけれど(もちろん、やってくれるよね)とか(していただけるとありがたい)という想いが伝わってくる。伝わるというより感じ取るが正しいかもしれない。
人の気持ちは繊細で移ろいゆくもの。奢(おご)ることなく、それでいて気を遣いすぎることなく、今まで何人かの先輩や生徒に言われた善意の言葉「あなたらしく」を貫きたいと思う。