校長 片山 造
「いつ?何時何分何秒?」小さい頃、友達と言い合いになった時、誰もが言ったり聞いたりしたことのある言葉。ある先生と話をしていて、ふとその言葉を思い出した。もちろん、その先生がその言葉を使ったわけではない。その言葉の背景にあるのと同じニュアンスがダイレクトに私の心に伝わってきたのだ。
そもそも、人はそんなにも正確に物事を覚えているわけではない。過去1週間の食事を過不足なく当てなさい、と言われて果たしてどの程度の人が正確に答えられるかは疑問である。「いつ?」ということが大切なのではなく、(その時の感情や気持ち)が大切なのだ。
そのことより、相手の言動から(自分に求められているのは何か)を読み取り、できれば自分も楽しみながら、可能な限りその期待に応えていければと思う。