挨拶(あいさつ)

校長 片山 造

 挨拶の起源は、禅宗の「一挨一拶(いちあいいっさつ)」。修行者が互いの修行の成果を問答し合う際の声掛けだと言われています。

挨拶は(次の会話への入り口)であるとともに(わたしはあなたの味方ですよ安心してください)という意味も込められているように思います。

 以前、北海道に住んでいた時、「おはようございました」、「お晩でした」(「こんばんは」)や、電話での応対時に「はい、○○(自分の名前)でした。」と過去形で言われ、面食らったことがあります。なぜ過去形なのか聞いてみると、(あなたとは以前から親しい間柄ですよ、いつもありがとう。)という敬意を表すため過去形を使っているとのこと。ここで、挨拶に関わる偉人の言葉をひとつ。

 ~挨拶は人間らしく生きるための基本の心である。親に挨拶の心がないと、それは必ず子どもにもあらわれる(元プロ野球選手&監督 野村克也さんの言葉)~

 挨拶されてもしない人にはなって欲しくない。私も頑張って挨拶するようにします。よければそれに応えてください。そして、自分から挨拶する人になって欲しい。

挨拶さえしておけばなんとかなる。~と言った元大阪府知事もいました。さり気なく何気なく、挨拶が飛び交う学校にしていきましょう!

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