(ふつう)ということ②

校長 片山 造

6月25日(水)の「福泉だより」に(ふつう)ということについて書きました。その時、紹介した本「ふつうに生きるって何?」を読み終わったので報告?します。

【(失礼ながらギュッと)要約】

きゅうくつで息苦しさでいっぱいの毎日)を過ごしている小学校6年生の主人公、愉太郎が学校・家庭・世の中の人や出来事と触れ合いながら、世の中の不思議とみんなの幸せについて考えていく。例えば、(1)「自己責任」とは(2)「民主主義」とは(3)「みんな言ってる」?

愉太郎は、いろいろな人や出来事と関わり考えていく中で物事の実態や本質が少しずつみえてきます。(1)自己責任の前には「自己決定」があるということ。(2)「民主主義」は立場をこえ、時間をかけ話すことに意味があること。(3)[みんな言ってる=同調圧力]大げさな表現を操らず惑わされず、困っている側を信じられる人になりたいということ。

 この本を読んで、自分の身の回りで起きている現象と重ね合わせ、何度も(そうそう、それそれ...)と思うことしきりでした。(ふつう)であることの大切さ、(ふつう)でいられることへの喜びを再認識させてくれる一冊でもありました。機会があればお読みください。

(最後に、作者から読者へのメッセージ)

"ふつう"の日々の

"ふつう"のできごとに 

「意味」を見つけられるようになって欲しい。

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