校長 片山 造
先日、家の近くの図書館の新刊本おすすめコーナーに置かれていた「広島平和記念資料館は問いかける」(記念館前館長・広島大学客員教授 志賀賢治著)を借りて読みました。
広島平和記念資料館は、被爆資料、そして、遺品を展示することによって「あの日」広島で一体何が起きたのかを人々に伝えています。
1945年8月6日の午前8時15分(広島)に、8月9日午前11時02分(長崎)に原子爆弾が投下されてから76年目の夏を迎えました。
私も修学旅行等で何度かヒロシマの地を訪れたことがあります。資料館学習ハンドブックには「広島を知ることは、未来を考えること」というメッセージが書かれています。今、広島では時間とともに風化していく「あの日のこと」を後世に伝えるべく資料の保存と歴史を語り継ぐ人材の育成がおこなわれています。
「この博物館に答えはありません。あるのは問いかけなのです。」これはワシントンDCアメリカホロコースト記念博物館のリーフレットに書かれている言葉です。
問いかけにいかに応えていくかを考える、そんな2日間にしたいと思います。