気にいらない

校長  片山 造

 校長をしていると、人から助言や意見をいただくことがある。私自身至らないところが多いので、それらの言葉に対し(なるほどな)(そりゃそうだ)と思うことがほとんど。一方で、(失礼ながら)相手が何にそんなにこだわっているのかが分からない時がある。

 つい最近、教職員とやりとりをする中で、相手の(一歩たりとも譲れない)という固い意思を感じることがあった。「私はこれ以上、この件に関わることはできません。やるなら、校長先生が進めてください。」そこで、その話は打ち切られた。その後、もう少し話をしてみると、「やり方が気にいらないんですよ。」とのこと。

 それを聞いた時、(しっくり)くるとともに(スッキリ)した。違和感や許しがたい気持ちは自分の中の(気にいらない)という気持ちから発することが多い。

 哀しいかな、いくら論理的に考えても、やはり感情や(気にいらない)で物事をとらえ、判断してしまうことがある。肝に銘じて、(お気に入り)の日々を送っていきたい。