発音

 仕事の関係で外国の方と話す機会があり、「どこかで何か食べながら話をしましょうか」と提案したところ「マクダナス!」と言われた。「...」それはどこ?と思案していると、彼は手でМの形を示してくれ、それがマクドナルドであることがわかった。

 海外旅行をした時のこと、休憩しようと街角のカフェに立ち寄った。そこでコーヒーを注文した。すると、店員は不可思議な顔をしている。他の客が飲んでいたので、「あれと同じもの」と言ったら、とてつもなく甘い未だに何だかわからない飲み物が出てきて、笑いながら飲み干したことが思い出される。ちなみに、コーヒーは(カァフィ)、ついでにココアは(コーコー)と発音することをその時に知った。

 日本語が70の音であるのに対し、英語には約600の音が存在する。自分たちが日常、使わない音を聞き取るのは至難の業。因みに中国語の音はなんと2,000。様々な音に慣れているため、中国の方は英語を習得しやすいのだそうだ。音の違いを認識し、その溝を埋めるためには、どうすれば良いのだろうか。

 それは、幼い時から学ぶことだと言われている。特に、リスニングを通して日本語にはない発音が身につくと言われている。今からでも遅くない。少なくとも、相手に伝わるように?恥をかかないように?子どもと一緒にどこかで学ぼうかと思う。できれば愉しく!