「わかりません」は無し?

わかりませんはなしです。」これに似た言葉を今まで2度、聞いたことがある。

(其の壱)小学5年生の時。一週間後に授業参観を控え、担任の先生は授業づくりに余念がなかった。生徒に台本を配付し、繰り返しその授業の練習を行った。台本には、(ここで大きくうなずく)(大笑い)等、まるで演劇の台本のように細かい指示とそれぞれの果たすべき役割りが書かれていた。先生はこう言った。これだけ練習したのだから、(できませんでした。わかりませんはなしです)。

(其の弐)二度目は教育委員会に勤務していた時のこと。上司から「指導主事に分かりませんはありません。」と言われた。私はある校長先生から相談を受け、その答えを見つけ出すことができないでいた。そんな時、上司からそう言われた。きっと、その位、勉強して教育のスペシャリストになりなさいということだったに違いない。

今、校長の職に就いて思うことは...。まだまだ分からないことばかりということ。日々これ勉強!