GIVE(ギブ)&TAKE(テイク)

 以前にもお話したことのある「TED」というプレゼンテーション映像で、心理学者のアダム・グラント氏が話されていたことを紹介します。

 英語のGIVE&TAKEにあたる?(もちつもたれつ)という言葉があります。この言葉は日本人の謙虚さと助け合いの精神をよく表している素敵な言葉だと思います。

 世の中は、GIVER(与える人)とTAKER(受け取る人)で構成されている。その関係性が実は(GIVEのみ)、(TAKEのみ)になっていることをグラント氏は指摘しています。

 ある病院の話。各階ごとに仕事の効率と円滑な運営について、数値で比較したところ、GIVER(与え続ける人)がいる階は、意思疎通や業務がスムーズという結果がでました。一方、その階にTAKER(受け取るだけの人)が一人でもいることで、GIVERの行動が制約され、業務が停滞するという結果もでています。

 なお、グラント氏は、両者以外に多くのMATCHER(GIVE&TAKEをしている人)が存在し、時としてTAKERに物申すということ。

 (もちつもたれつ)という関係について、考えさせられたプレゼンテーションでした。