ニンゲンは毎日、たくさんの知識や情報を得ながら生活している。その中で学校は、英語数学国語...時間を区切り、ジャンル分けしながら知識を与えてくれる場所である。おまけに、切り替えと準備・吸収のための?休憩時間が設けられている。社会に出ると、いろいろなジャンルの出来事が入り交じり一気に押し寄せてくる。そう考えると、学校は社会に出るまでの訓練の場でもあるといえる。
生徒から授業中によく聞かれる質問。(どうして勉強するの?これってどんな役に立つの?)その質問に対して、(将来、恥をかかないように)とか(考え方の基礎をつくっている)とか、場面と生徒をみながらイロイロ答えてきた。その時の生徒の反応は、(ふーん)というあまり納得していないものが多かったような気がする。
「なぜ勉強するのか」今言えるのは、(この先何があるか分からない。いつでも対応ができるよう備えておくため)。そして、もうひとつ。「人は学ぶことを忘れたその先には(つまらない毎日)が待っているから...ということを実感している。
もちろん、学校で得た知識は、将来「生きた知識=智恵」としてあらゆる局面で活用できた方がいい。
「生きた知識=智恵」とは、①その人のものになっていること②絶えず修正されアップデートされること③自分は何が分かっていないかをわかっていることだと思う。
学校と言うステキな場所で、そんな「智恵」を日々、積み上げていきたいものです。