握り続けたおにぎり

(ボランテイアは、させていただくもの)そんな言葉をあちこちで聞きます。

 阪神・淡路大震災から28年の歳月が過ぎました。マグニチュード7.3、高速道路に一部が崩れ落ち、線路がぐにゃぐにゃになりました。避難住民の数は、最大時30万人を超えたといわれています。伊丹に住む友人によると、(テレビが反対の壁まで飛んだ)といいます。

 丹波篠山の藤本さん(92)は震災後40日間、仲間たちと被災地に向けて(おにぎり)を握り続けたということです。その数、なんと10,000(一万)個!

 藤本さんは、その先にある(笑顔)を想像しながら、懸命におにぎりを握り続けたということです。

 震災28年目を迎え、藤本さんはインタビューに対して(みんなが心豊かに過ごせますように)と願いを込めた言葉で番組をしめくくっています。