7月8日（日）、第100回全国高校野球選手権 記念 北大阪大会に、牧野高校野球部が出場しました。前日の7月8日（土）に、京セラドーム大阪で、第100回全国高校野球選手権記念大阪大会として開会式のあったこの大会は、南北に分かれて、「夏の甲子園」の代表を決定するトーナメントが行われます。
牧野高校は、万博球場で行われた2日目の第一試合に登場しました。日曜日ということもあり、沢山の生徒や保護者、教員とその家族が詰めかけました。長引いた雨で、グラウンドコンディションが不良だったこともあって、試合開始は９時の予定だったのが１２時過ぎになりましたが、牧野高校の応援のために、皆、辛抱強く待ち、開始直後から必死の声援を送りました。生徒たちは、体育系・文化系を問わず、各部から応援に来ており、声を揃えて、数で勝る相手にも負けない応援ぶりでした。保護者やOBたちも、一緒になって一生懸命応援してくれました。
牧野高校が先制し、中盤まではどちらのチームが勝っても不思議のない展開で進みましたが、かつて夏に１回、春に２回の甲子園出場経験のある相手に対し、終盤に遂に力尽きて、残念ながら初戦で敗退となりました。
試合後、選手たちは、多くの保護者や教員に囲まれ、これまで指導してもらった野球部の監督や顧問の先生たちから声をかけてもらいました。校長からも、今日の試合が素晴らしい試合だったことや、強い相手に対して必死で向かう姿が見ている多くの人に深い感銘を与えたこと、勝って得るものよりも負けて得るものは遥かに多いことなどをお話ししました。
これで引退となる３年生からは、一人ずつ、保護者や指導してくれた先生、一緒に戦った仲間への感謝の言葉、後輩たちへの期待の気持ちなどが述べられました。その場にいた牧野高校の全ての野球部員にとって、生涯忘れられない日になったのではないでしょうか。すっかり晴れ上がった夏の青空には、真っ白な雲が浮かび、爽やかな風とセミの声が、清々しい一日だったことを強く印象付けていました。
