5月22（水）全国高等学校長協会総会・研究協議会の第1日目の行事が終わった後、夜には東京の新橋で、東京銀杏会総会があり、東京大学の五神 真 総長と、理事の藤井 輝夫 副学長の講演を聴くことが出来ました。
五神総長は、「Future Society Initiative〜より良い未来社会づくりに貢献する大学」と題して講演され、内閣総理大臣が議長を務め、五神総長も議員の一人である「未来投資会議」で、今議論されている事柄に触れながら、新たな知識集約型社会 Society5.0 や、国連で採択されているSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲット) の目的と大学との関わり、現在、東京大学が進めている未来社会への貢献目標等について、丁寧に分かりやすく説明されました。
Society5.0 に関しては、①知恵が価値を生み、個を活かす社会、②インクルーシブな、総活躍社会、③生産性向上と高付加価値 などのキーワードを基に、お話をされました。 AIやビッグデータ、I oT、ドローンなどの進化発展と活用により、日本でのスマート農業や、スマート医療、遠隔医療などを実現させるというお話は、なかなか夢のある、かつ現実的なお話でした。 五神総長は、各地で講演をする際に、「日本の未来は明るい」ということから話されるそうですが、今回のお話を伺っていると、益々そんな気がします。 東大と民間空調機器会社の連携で、「空気の価値化」に10年間で100億円をかけての研究がされるというのも、興味深い話でした。
五神総長とは大学入学が同期ということもあり、副学長時代にもお会いしていますが、今回も講演後に直接、色々お話も出来ました。 充実した一日でした。
