7月11日(木)今年度 第1回 学校運営協議会を開催

7月11日(木)の放課後に、第1回学校運営協議会を開催しました。

牧野高校の今年度の学校運営協議会は、会長として、追手門学院大学 国際教養学部の教授、博士(学校教育学)の松宮新吾様、副会長に、本校の近隣のアルテア株式会社代表取締役の有堀正彦様、委員に、瑞木総合法律事務所弁護士の福原哲晃様、社会福祉法人くずは創親会とうかえで 理事長の尾﨑順子様、今年度に枚方市立第三中学校校長になられた田中博様、今年度牧野高校PTA会長の駒井恭子様にご就任いただいています。今回は、6名全ての委員の皆様のご出席を得て開催することが出来ました。学校側からは、校長、教頭、事務長、首席2名が参加しました。

本年度最初の学校運営協議会ということで、最初に、前年度の第3回学校運営協議会で大学合格者数などの数値について記載の追加や補正が生じることを前提にご承認をいただいていた「平成30年度学校経営計画及び学校評価」と「平成31年度学校経営計画及び学校評価」に関して、最終的な数値実績と、その分析などを説明して、ご確認をいただきました。

「平成30年度学校経営計画及び学校評価」については、国公立大学の合格者が、牧野高校としては過去最高と思われる31名になったこと、その原因として、大学入試センター試験の出願者が、例年の在籍者の70%前後から、昨年度はこれを大きく上回る75%超の299名になるともに、このうちの5教科7科目での出願者が、123名と在籍者比で31%(学校経営計画で設定した目標は25%)となり、一昨年度の85名の1.4倍、その前年の57名の2倍以上に増えたことが考えらることをご説明しました。

続いて、「平成31年度学校経営計画及び学校評価」については、昨年度特に、牧野高校が大阪府教育庁の「学校経営推進費」を獲得し、PTAからのご支援も得て、全てのホームルーム教室を含む32の教室に「電子黒板機能付き超短焦点プロジェクター」を設置したことなどを契機に、「牧野高校の授業はわかりやすい」への生徒の肯定的回答が69%から76%へと計画(72%)以上に改善したことや、「ICT機器を活用した授業を行っている」への教員の肯定的回答が59%から80%になったこと、「ICT機器やネットワークを利用した授業が多い」への生徒の肯定的回答が54%から81%になったことなどを、あらためてお話したうえで、2021年度までの中期目標について、上方修正していることなどを申し上げました。

今年度については、2021年度目標へのステップとしての数値目標になっていること、昨年度までに整備された施設設備を活用してソフト面の充実を図ること、具体的には大阪府教育センターの「パッケージ研修」に今年度応募して授業力向上に取り組んでいること、オーストラリアやアメリカから複数の留学生を受け入れて生徒が日常的に英語を使う機会を増やしていること、新たな大学入試制度への対応で「総合的な探求の時間」を実施するに当たり、9月に京都大学防災研究所から、地震と水害のそれぞれの専門家に牧野高校に来ていただいて生徒への講義をお願いしていることなどをお話しました。

また、今年度車椅子を使う生徒のために、教室棟のエレベーターを活用しつつ、教室棟と体育館の通路をスロープ化したり、教室棟の4階渡り廊下にスロープを作って、学校全体のバリアフリー化が出来たことをご報告しました。加えて、働き方改革に関して、昨年度は全体の時間外勤務時間が約1割減ったこと、個人差が大きいこと、電子黒板活用によるデジタル教材の共有化やクラブ活動の新指針徹底による部活時間の軽減で、一層の働き方改革を進めたい旨もお話しました。

続いて協議に入り、「牧野高校の授業はわかりやすい」の数値向上策や「パッケージ研修」の実施内容などについて、質疑応答や意見をいただきました。また、数値目標の達成等について評価と、今年度に既に実現しつつある改革施策にたいする激励の言葉をいただきました。

次に、牧野高校の生徒の学習支援体制に関して今年度実施した体制整備(「相談室委員会」の新設、「就学支援委員会」の機能拡充と「54条委員会」との役割分担の明確化など)と委員会内規の変更について教頭から報告するとともに、今年度新たに設置した「新学習指導要領対応委員会」、「『総合的な探求の時間』推進委員会」、「パッケージ研修推進委員会」、「国際教育推進委員会」の活動について、それぞれの委員長である首席から報告をしてもらいました。また、教科書採択事務について教頭から、平成31年度進路実績について校長から報告をしました。

この後協議に入り、新1年生からの制服化が、落ち着いた形で定着していること、様々なパターンがありバリエーションの多い制服が上手く受け入れられていることの評価や、校内留学制度のこと、災害時の備蓄のこと、登下校の自転車のマナーや事故防止のことなど、多岐にわたり、貴重なご意見をいただきました。

最後に、牧野高校の現在の様々な改革が、教職員の複数のチームが組織として動くことで進んでいることをお伝えするとともに、この3年間で大きく充実した牧野高校の施設設備について、ご支援いただいた各方面への御礼、感謝を申し上げました。

本日の協議内容を受けて、部活や学校行事を楽しみ非認知能力を育むという牧野高校らしさを大事にしながら、生徒の学力はしっかりと維持伸長させること、また刻々と動きを増す環境変化に対応し、時代に求められる学校改革を進めるいう方向で、今後の学校運営を行いたいと思います。

当日の議事録は、近日中に牧野高校のホームページに掲載します。是非ご確認ください。

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