8月9日(金)大学入試改革などに関する「夏の教育セミナー」で講演のあった「トビタテ! 留学 JAPAN 」の【留学・海外体験の意義】の説明の中で、"VUCA"Worldへの社会変化の話がありました。
"VUCA"Worldとは、V=Volatility(変動性、不安定性)、U=Uncertainty(不確実性、不正確性)、C=Complexity(複雑性)、A=Ambiguity(曖昧性、不明瞭性)が増す今後の世界を表現するものです。 それにいかに対応して行くかということが、世界経済フォーラム(ダボス会議)でも経営者やビジネス界で取り上げられている、現代のキーワードの一つです。
日本でも、そういった社会変化へ対応していく人材の育成が必要ということで、「トビタテ! 留学 JAPAN 」へは、民間から200億円の寄附が出されていると説明がありました。「留学」で苦労や葛藤を乗り越える体験を経て、大きく成長する機会を持って欲しいと期待がされているということです。 私も、20代後半に、勤務していた銀行からドイツへ留学する機会が与えられ、ケルンのドイツ人家庭にイギリス人とフランス人の3人で下宿してドイツ語の語学学校に通う中で、様々な考え方や土地の分断と併合の歴史、ドイツ人とフランス人、イギリス人、イタリア人などの気質の違い、食事と日々の家庭生活での習慣、カトリックとプロテスタントの違い、建築様式や西洋絵画、オペラのことなど、異文化について実体験で学び、その後の人生に大きな影響を受けました。 留学するなら、若い時が良いと確信します。 《チャンスの女神には前髪しかない》という諺もあります。チャンスを活かして欲しいと思います。