10月8日（木）3年生は、５、6限にシンガーソングライターの悠以（ゆい）さんを講師にお招きして、「自分らしく生きる」と題して、LGBTに関する人権研修を行いました。
悠以（ゆい）さんは、自身の Transgender（トランスジェンダー＝体の性と心の性が異なる人）として中学校卒業前に母親へカミングアウトした時のことや、高校時代の経験などのほかに、作曲に目覚めてシンガーソングライターとして、「当たり前のことを当たり前にできる社会になるように」という思いを胸に全国でコンサートや講演活動などを行っているというお話があり、後半はコンサートもしていただきました。
LGBTは性的少数者（セクシャルマイノリティ）を意味し、最近、日本でもマスコミでも話題になり、取り上げられることが多くなっています。
人権の問題でもあり、自分自身の問題としても正しい知識を持ち、正しく理解して生きていかなければなりません。
卒業が近くなった生徒たちにとって、このことに向き合う良い講演でした。
講演後に校長室で悠以さんと暫くお話しをする時間をいただきました。校長になる前に勤めていた私立大学で私がこの問題に具体的に対応することがあり、その時にセクシャルマイノリティには様々な違いがグラデーションのようにあることを学んだこと、セクシャルマイノリティの本人から何をしてほしいのかよく聴いたうえでその希望が実現するようにするべきであること、セクシャルマイノリティは一定の比率で必ずいること、多様性は、今後の世界を築いていくことにもとても重要な鍵であることなどが話題になりました。
あらためて学ぶ良い機会にもなりました。
悠以さん、ありがとうございました。
