1月1日(金・祝)謹んで新年のご挨拶を申し上げます

1月1日(金・祝)謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

このブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。今年も牧野高校の日々の生徒の成長の様子やその時々の校長としての思い、考えなどを精一杯伝えて参ります。ご笑読いただければ幸いです。

昨年は、新型コロナウイルス感染症という人類には未知だったウイルスによる感染症が、世界中を例外なく襲い、私たちを健康面だけでなく経済活動や社会生活まで、それまでの常識、それまでの当たり前を通用させない所へ追いやりました。

大阪府立高校では3月に学校休業の宣言があり、4、5月の2ヶ月間は生徒や教職員に感染者が全く無い中で授業日数を全て失い、6月1日から2週間の分散登校を経て従来の授業が出来るようになりました。

今年度の1年生は感染第一波で学校史上初の入学式の無い学年になり、2年生は感染第二波で秋に計画していた修学旅行が予定の立たないまま延期になり、3年生は大学入試改革初年度となる大学入学共通テストを感染第三波の混乱と不安の中で今から2週間後の1月16日、17日に受験することになります。

卒業や進級に必要な授業日を確保するために全学年とも夏休みは2週間、冬休みは1週間としました。体育祭や文化祭も通常の形での開催は見送る中で、牧野高校では、9月10日に大阪で最大規模の大阪市立中央体育館を1日借り切って、体育祭に文化祭の要素も取り入れた新たな行事「牧高フェス2020」を何とか行いました。

本校にも新型コロナウイルス感染者が出始めた12月以降は、管轄の保健所や大阪府教育庁との連携を密にしながら、校内の疫学調査を最大限迅速に行い、学校休業を最小限にしたり、生徒の学習保障を図ったりすることに全精力を注ぎ込む毎日です。

新型コロナウイルス感染症は、日本では現在、感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定されており、感染症法上の二類感染症(結核やSARS、MERS等)と同等の対人・対物措置が必要です。PCR検査陽性者は10日間の隔離をされることになっており、陽性者の同居家族等で濃厚接触者に認定されると本人のPCR検査が陰性であっても保健所から2週間の外出自粛を求められることになります。また大阪府立高校では、一旦校内関係者にPCR検査で陽性が出ると、保健所による校内の疫学調査が終わらない限り、感染者が発生した翌日から3日間学校休業をすることになっています。昨年12月には厚生労働省が、新型コロナウイルス感染症について、「指定感染症」と「検疫感染症」に指定する政令を今年2月から1年間延長する方針を固めたという報道がありました。当面は、そのルールの中で、生徒の学校生活と学習時間確保を最大限に守って行くのが校長の務めと思っています。危険度への対応が、既知のインフルエンザ(五類感染症)とは全く異なるものだと理解した上で、最悪に備えて最善の備えをしていこうと考えています。

正月のトップニュースは、日本では新型コロナウイルス感染症第三波に対する緊急事態宣言、海外では新型コロナウイルスのワクチン接種の開始でした。

鳥の眼(世界の情報の収集と大局観)、虫の眼(同時に多極へ目配り)、魚の目(光と影や流れを見逃さないこと)を持って、難局を乗り切って行きたいと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。

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