6月23日（水）沖縄「慰霊の日」です。今の3年生が修学旅行で3月に訪れた沖縄平和祈念公園で式典が行われます。
76年前、1945年の沖縄戦では住民を巻き込んだ激しい地上戦で20万人を超える人が亡くなり、沖縄県は旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を「慰霊の日」としています。
今の3年生が、今年の3月24日に小雨の中で訪れた「平和の礎」は戦後50年の平成7年に沖縄戦の最後の激戦地、糸満市摩文仁に建設されており、国籍を問わず、民間人と軍人も区別せず、沖縄戦などで亡くなった24万1632人の名前が刻まれていました。今年は新たに申告のあった沖縄県出身の38人と、県外出身の3人の合わせて41人の名前が追加されたことなどが、ＮＨＫのニュースで報道されています。
訪問の折に、多くの生徒が時間をかけて、真剣に資料などを読んでいて、時間が足りなくなったことを思い出しました。
帰阪後に、原田マハさん「太陽の棘」という本を読みました。米軍占領下の沖縄で米軍の精神科の軍医の目を通して、沖縄を代表する画家たちと交流や、戦争の悲惨、占領下の沖縄の人たちの困窮、物心ともに残す多大な傷等が描かれています。牧野高校の図書室にもあることを発見しました。沖縄を訪れた生徒にも、一度読んでほしいと思う本です。
