8月23日の午後、「寝屋川支援学校相談サポート(NSC)公開講座」を実施しました。
第2弾である今回は、梅花女子大学の心理こども学部・心理学科の伊丹昌一先生を講師にお招きしました。
「自閉症の子どもたちの理解と対応」というテーマで講演していただきました。
自閉症の概念や特性について、事例をおりこみながら分かりやすく説明していただき、社会的状況の分かりにくさや想像力の課題、コミュニケーションの難しさなどにおける自閉症の子どもたちの「生きづらさ」についての理解を深めました。
途中、二人組になりじゃんけんをし、背中に字を書き、何の字を書いたか当てっこをするワークもしました。
相手を信頼して活動すること、関わりを持つことの大切さがわかり、ほっと和むひとときでした。
本人の社会性を広げ生活の質を高めていくために、教育の基本である支援教育において「成功体験の積み重ねで自尊感情を育てること」、「自発的なコミュニケーションの促進」、「共通の方針のもとで行う関係機関の連携」などをおこなっていくことが大切である、と最後にまとめられました。
参加者からは「2学期から現場で生かしていきたい」「わかりやすく、楽しく、元気が出た」などの声が聞かれました。