定期考査が目前なのに...

 来週月曜日から「12月考査」が始まります。試験まで1週間を切り、生徒の皆さんは切迫感を感じているところでしょうか。

 そんな中、ペースを乱すことなく「難関大進学講習」と銘打った数学の早朝講習は続いていました。さすがにこの時期で、かつ「難関大」ですから参加者は20名程度ですが、担当の先生は「ここにいるメンバーだと、もう分かってるやろうけど~」と枕詞のように(?)仰っていたのが印象的でした。考査も気になるところでしょうが、講習に参加し続けている皆さんは凄いなぁと思います。しかもまだ1年生。

 目の前の課題に向き合うことは大切ですが、視点を遠くに据えることも大事ですね。スキーでスピードが出ると怖くなって(皆さんはスノボかな)、視線が落ちて足元近くを見てしまい、へっぴり腰になってそのまま大転倒、っていうのはよくあることです。あるいはオートバイで高速カーブを曲がるとき、体がこわばって視点が近くに落ちるとうまく曲がれません。どちらも遠くを見通すことがコツですね。

 目の前の課題を一つずつクリアして、それを積み重ねることは大切ですが、皆さんそれぞれの未来を眺めることも忘れずに。そうすると、雪上では華麗なシュプールを描き、高速コーナーでも見事なフォームで曲がれるでしょう。

大阪府立泉陽高校 校長 栗山 悟

IMG_8416.JPGIMG_8393.JPGIMG_8408.JPG↑ 関学のキャンパスも美しいですね。緑の芝生が広がる中央広場は素敵です。