6月5日(水)世界的ヴァイオリニスト 五嶋みどりさん率いる弦楽四重奏(エレノアさん:ヴァイオリン、笠井さん:ヴィオラ、アレハンドロさん:チェロ)が来校され、午前中は小学部で教室訪問と演奏、午後は視聴覚室にて中学部がコンサートを観賞しました。
小学部では、各教室に演奏者がおひとり訪問され、迫力ある演奏だけでなく、楽器にまつわるお話や、実際に楽器に触れて振動を感じたり、弦をはじかせてもらったり、普段過ごしている空間で、音楽をより身近に感じられたのではないかと思います。
中学部では、視聴覚室で弦楽四重奏のコンサート、チャイコフスキー、ハイドン、ベートーヴェンなど、様々な作曲家の曲を、お話を交えながら鑑賞しました。
「サルとワニのお話」は、生徒たちが音楽に参加できるように、物語に音楽がついたもので、今回のツアーのために書き下ろされたそうです。コーディネーターの合図で、教員4人が台本を読み、生徒たちは、ワニ役とサル役に分かれ、テーマが演奏されたら、生徒が掛け声や楽器で鳴き声で応える「コールアンドレスポンス」で参加しました。テーマがいつ出てくるか、注意深く耳を傾けながら、それぞれが自由な表現で、音楽とのコラボレーションで盛り上がりました!
演奏が終わってからは、質問コーナーで各学年からの質問にも、丁寧にお答えいただきました。
「なぜ、その曲を選んだのですか?」「演奏する時に緊張しますか?」など、演奏に関する質問や、「子どものころ、好きだった給食は?」という質問にも、一人ずつ、国境を越えて、好きなメニューや苦手なものを教えていただきました。
演奏が素晴らしいのはもちろんですが、演奏と交流を柱にされている活動とのことで、気さくに児童生徒たちにも話しかけてくださり、演奏もあえて大きすぎない会場で、途中で場所を変えて演奏してくださるなど工夫していただいたことで、子どもたちが楽器の音や演奏をより身近に感じることができたと思います。素敵な時間を、ありがとうございました!!