令和7年度「芸術鑑賞会」を開催

 8月29日(金)は3限までの授業を終えた後、午後から南海浪切ホール大ホールにおいて、「芸術鑑賞会」を開催しました。今年度は、津軽三味線全国大会でともに優勝経験のある阿部 金三郎・銀三郎 兄弟を中心とした5名からなる津軽三味線民族音楽ユニット「あべや」を鑑賞しました。ユニット名である「あべや」は、兄弟の名字「阿部」と東北地方で広く使われている方言のあべやの意味である「さあ、行こう!」を掛けたものとのことです。

 オープニングは、鳴り物の音色に合わせて、狐のお面をつけたメンバーが客席の間の通路を行進する「白狐行列」から始まりました。普通に津軽三味線の演奏を聴くのだと思っていたこともあり、意外な始まりに少し驚きを感じつつ、今後の展開に期待が膨らみました。その期待どおり、その後も、巧みなトークや兄弟の掛け合いが展開されるなど、とても楽しい参加型の「新感覚邦楽エンターテインメント」でした。

 参加型と書いたのは、「沖縄の三線は蛇の皮を使用していますが、津軽三味線は何の皮を使用しているでしょうか?」というクイズが出されたり、自治会執行部の生徒たちが舞台に登場して会話する場面があったり、生徒たちに演奏してほしいリクエスト曲を自由に求めたり、そして、生徒たちも舞台に上がってソーラン節を一緒に踊ったりというようなことがあったからです。

 クイズに対しては、生徒たちもノリよく、ウケ狙いで「フラミンゴ」という答えも出たぐらいでした。ちなみに、正解は意外にも「犬」とのことでした。

 自治会執行部の生徒たちには「将来の夢」についての質問を中心に話しが展開されました。阿部兄弟が笑いを取りながら、話しを盛り上げていたことに感心しました。生徒たちも自分の考えていることを全員の前でしっかりと答えていました。

 演奏してほしい曲について、2階席の1年生も含め、生徒たちは幅広く様々な曲をリクエストしていましたが、それぞれの曲をイメージしながら即興で演奏してくれました。その音楽センスと技能の高さには感動しました。

 北海道の民謡である「ソーラン節を一緒に踊りましょう」という声掛けに対しても、多くの男子生徒が積極的に舞台に上がりました。最後に代表生徒による指名があり、3年学年主任の教員も舞台に上がり、弟の銀三郎さんの指導のもと、一緒にソーラン節を踊りました。

 演奏では、佐藤公基さんによる尺八の独奏もありました。また、金三郎・銀三郎兄弟と大阪で住んでいたことがあるという安藤龍正さんの3人が、津軽三味線の華麗な技を即興演奏のコンテストスタイルで魅せる「曲弾き合戦」が行われました。この津軽三味線による演奏とその技術は圧巻でした。

 この後は、民謡家の根本麻耶さんが加わり、河内音頭をはじめとした日本の民謡4曲がメドレーで演奏されました。その後の牛深ハイヤ節では、生徒たちによる「サーッサヨイヨイ」、「ヨイサーヨイサー」の囃子言葉も入り、会場は大いに盛り上がりました。

 この後に、先に書いたソーラン節を生徒たちも一緒に踊った後、安藤さんによる「どじょうすくい~安来節~」が披露されました。安藤さんは、弦(三味線)・鼓(つづみ)・踊(どじょうすくい)の3部門別で競われる安来節全国大会において3種全部門優勝の経歴があるそうで、確かに、コミカルなしぐさや表情が素晴らしいと感じました。

 その後も津軽じょんがら節などに加え、予定時間を大きく過ぎていたにもかかわらず、アンコールにも応えていただきました。とても楽しく、あっという間に時間が過ぎたように感じました。「あべや」の皆様、どうもお世話になりました。ありがとうございました。

 

 

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