6月22日には、マレーシアから、二人の高校生が牧野高校に一日訪問に来てくれました。
二人とも17歳。一人は中国にルーツのある男子生徒で、もう一人はマレーにルーツのある女子生徒でした。マレーシアでは、高校は中学と一体の5年制で、二人は日本では高校二年生と同じ年齢ですが、最終学年になるようです。公用語はマレーシア語ですが、学校では英語も4技能をしっかり学ぶようで、男子生徒の方は、家では広東語、日常にはマレーシア語を使っていると言いながら、今回はずっと、英語で様々なことを話してくれました。英語が母国語ではない者同士ですが、大きな声で照れずに堂々と英語を喋る彼の態度は、とても参考になるし、英語上達のお手本のように見えました。マレーシアがアジア第2位の英語国と言われる（アジア第1位の英語国はシンガポールですが）のも、こういうことなのかと思わされました。
牧野高校では、まず3年生の「コミュニケーション英語」に入ってもらい、このマレーシアの生徒二人にグローバルインターンシップのアメリカ人と中国人の留学生を加えて、英語で牧野高校の生徒と次々に相手を変えながら、1分間トークを繰り返してしてもらいました。担当の先生から急遽、「校長先生も、英語で、生徒の1分間トークの相手役をお願いします。」とのご指名をいただき、授業に参加させてもらいました。英語を声に出して、とにかく喋る、そしてしっかり聴くことの大切さ、楽しさを感じてもらったら良いと思いました。
この後、マレーシアの生徒二人には、LL教室で１年生の「コミュニケーション英語」の授業に入ってもらいました。
日本での授業の感想を聞くと、マレーシアでは授業というものは、先生が一方的に教えるものなのに、今日は双方向で行う授業を体験して、驚いたし、楽しかったと話してくれました。
