6月25日（火）1限目に、1年生の数学Ⅰの授業を対象にして、研究授業を実施しました。
大阪府教育センターが実施する学校の授業力向上のための事業のひとつに「パッケージ研修支援」事業というものがあります。牧野高校が今年度これに応募して、支援対象校になり、実施するものです。
この日は、大阪府教育センターから、3人の指導主事が来られて、授業見学を行いました。
今回、研究の対象とした授業は、本校では教員としての経験年数が最も短い内のひとりの先生の授業でした。同じ数学科の先生方のみならず、英語科、国語科、社会科、理科など他の教科の先生も多く参加して、全部で１５名の先生方が授業見学をしていただきました。
また、２台のビデオカメラで前と後ろから、先生の動き方や説明と同時に、生徒の様子を撮影したものを、午後の時間まで会議室で繰り返し流して、1限に授業があって見学できなかった先生方も、後から研究授業の様子を確認できるようにしています。
今日のテーマは、２次関数とそのグラフについての理解をするというところで、電子黒板機能を使い、最初にクイズで、中学校で習った線対称や点対称のことを思い出させた後、２次関数式とグラフ移動の関係などについて、電子黒板や電子ペンを使って解説したり、生徒同士でペアワークしたり、最後には、生徒のノートを書画カメラで映して、生徒が電子ペンで皆に答えを説明したりするところまで展開がされていました。
生徒に視線はいつも上を向いていて、良く授業に集中できており、上手に発表できた生徒には、クラス全体で拍手するなど、最後には「褒める」というところも、しっかり出来ていました。
放課後には、研究協議を行い、様々な角度から、気づいたことやご意見をいただき、教育センターから来られた指導主事を交えて議論し、学校全体として授業力の更なる向上をめざしていきます。
多くの先生方の積極的な参加と、活発な意見交換を期待しています。