昨日の地震の影響

昨日、7月30日にカムチャッカ半島付近で大きな地震があり、日本でも太平洋側沿岸に津波警報が発令されました。また、大阪でも津波注意報が発令されました。

今朝も、依然として津波注意報が発令されています。

本校では、部活動も盛んなため、昨日も和歌山県で部活動の合宿中でした。

現地では、津波警報発令後には、全員が高台へ避難し、命を守る行動をとることができたと思いますが、関係の保護者の皆さまには、ご心配をおかけしました。その後、全員バスで帰阪しましたが、緊急事態に対し、現地では冷静に行動できていた様子です。中には、自転車を押して避難している方の手伝いもされていたと聞いています。

自分の命を守ることは第一ですが、余裕がある場合には、助け合いながら避難することも重要です。今回は、大阪から見ると、比較的遠方で発生した地震で、逃げる余裕もあったと思いますが、東南海地震の場合には、逃げる余裕がない場合もありますので、各自で避難する際に、高台はどこか、どの経路を通るのかを確認しておきたいものです。

かつて、1960年にはチリ沖で発生した地震に伴う津波が、地震発生後22時間半経過したころに日本に到達し、三陸沖で大きな被害を生じた過去もあります。遠方だから、と安心できるものではなく、特に海底で発生した地震では、予想以上の津波が発生することもありますので、今回のことも教訓にしてください。

自然災害は、いつ、どこで発生するかを予想することは難しいです。だからこそ、日頃の備えが必要ではないか、と痛感します。