さて、今週から授業見学を再開しています。この間、中間考査や考査返却等があったため、見学を控えておりましたが、考査返却もひと段落したことですし、皆さんの授業での様子を拝見しようかな、と思っています。
授業では、いろいろな場面があると思いますが、自分でしっかりと考えながら参加をしているのか?というところです。プリント配付とともに、解答を記入したり、詳細の解説があったりと、その場面にあった対応ができているか、ですね。例えば、プリントの中に何かしらの解答を書かなければならない際に、答えを写すのではなく、自分で考えた答えと正答は何が違ったのかを理解して修正することができるか、授業でいっていることを、自分で理解しながら、重要な部分はメモができているか、とかこんなシーンをどう使っているかが重要です。
人の記憶は、短期記憶と中期記憶・長期記憶があります。短期記憶は比較的短い期間で記憶するシステムで、長期記憶は、長期記憶は長い期間にわたり記憶されるもので、感覚記憶や短期記憶を経て維持されることになります。短期記憶は、短い期間の記憶です。例えば、1分とか数十秒とかのレベルになります。この記憶を何度も反復することで、次に1か月程度の中期記憶へ移行するのです。次いで、中期記憶ですが、この記憶を1か月に2回程度振り返ることで、最終的に長期記憶へと移行していきます。
もう気づいていますね。予習や復習の意味はここにあります。その瞬間にわかったというのは、あくまでも短期記憶です。家に帰ったら忘れるレベルですね。ですから、短期間で反復する復習が必要です。次に、授業で同じことを繰り返し、自分で思い起こすことで、中期記憶にかわります。最後はこれらを更に決定的に記憶するために、問題演習等を繰り返し自分のものとして獲得していきます。
ぜひ、意識して長期記憶にできるようにしてください。
ということで、これから1か月程度は、どこかの教室に現れますので、よろしくお願いします。