昨日(10月30日)、2年生を対象に性に関する講演会を実施しました。内容は、①SNSに絡む犯罪に巻き込まれないために、②性感染症、③命の3つに分けて話をして頂きました。
①SNSに絡む犯罪については、何気ない投稿(プロフ等)が犯罪に巻き込まれるきかっけになる可能性があるという話です。今は小学生でもスマホを持っている時代で、スマホは電話というよりは、通信機器という意味合いが強く、いつでも、だれでも、気軽に写真や動画の投稿ができる時代です。そして、それらは全世界に発信されます。あまりこの点を意識していないと思いますが、発信された情報を元に犯罪者が他人になりすまして近づき、気づいた時には性犯罪に巻き込まれてしまうケースがあるということです。瞳に映った画像も自宅を知る情報源になるということです。
②性感染症については、気づかないうちに感染しているケースがあるということです。そして、その正しい知識を得ることで、性感染症を防いだり、感染しても治療することができるということです。代表的なものに、クラジミアやHIV、梅毒などがあり、HIVや梅毒は大阪では全国2位の感染者がいるとのことです。今では誰でも理解していると思いますが、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)が出た当初は、ウイルスに触れただけで感染するという噂がありました。しかし、HIVは直接感染ですので、例えば洋式トイレの便座などを介して感染することはありません。皆さんが知っている通りです。梅毒も、昔は命が助からないと思われていましたが、今は治療をすると治ります。だからこそ、正しい知識を持ってパートナーを守ることが必要ということですね。
③命については、受精から出産にいたるまでの、命という奇跡についてです。精子と卵子が受精をすると受精卵になり、細胞分裂を繰り返すことで、人の場合には平均40週で赤ちゃんが生まれます。しかし、赤ちゃんを授かるということは、同時に命を守るという責任も生じます。育てることができないのに、妊娠してしまうと、場合によっては命を守ることができなくなります。だからこそ、その責任を全うできる状況になってこそ、赤ちゃんを授かる準備ができたといえるというお話です。ともすれば、望まない妊娠で赤ちゃんを授かり、報道等でもあるように出産をしても命を絶たれるケースや赤ちゃんポストに預けられることもあります。責任放棄にならないよう、しっかりと考えていく必要があるということですね。
概略ではありますが、約1時間半の講演の中で、命の尊さや、人を愛することの意味を理解してもらえたのではないか?と思います。今後も、愛する人ができた際に、お互いを大切にできるようにしてくださいね。
今日で10月も終わりです。また、朝晩がめっきり寒くなりりました。暗くなるのも早くなり、皆さんの中でもブレザーを着用して登校する人が増えています。しかし、これからはだからこそ交通安全に気を配る必要があります。暗い服に、夜道、そして無灯火になると、ほぼ道を歩いている人や、車から見えなくなります。事故の原因になりますね。自分も、何度か無灯火の自転車に轢かれそうになったり、実際にぶつかられて怪我をしたこともあります。皆さんの下校している姿を見ているとライトも点けている様子ですので、大丈夫と思いますが、まずは自らの命と安全を守る意味でも暗くなったらライトをつけることを忘れないでください。先日も、観光バスと自転車が衝突し、15歳の方が頭をぶつけ命を落としています。ヘルメットをかぶっていたら助かった命かもしれません。格好が悪いとか、あるかもしれませんが、それ以上に大切なことは「命を守る」ということです。今後も、交通安全に留意して登下校をお願いします。
では、来週の予定です。
11月3日(月)文化の日
11月4日(火)SC来校(時間割変更があります)
11月4日(火)~11日(火)懇談週間
11月4日(火)昼休み 生徒会役員認証式
11月5日(水)水野教育長来校(9:00~10:15)3クラスに入ります
11月5日(水)午前授業、880万人訓練、1年進路HR
11月6日(木)3年人権講演
11月8日(土)PTA役員会
来週は大阪府教育委員会水野教育長が学校視察で来校します。50周年式典にもおいで頂きましたが、皆さんの様子も見に来られます。短時間の来校ですが、元気な姿を見てもらってくださいね。