7月24日(木)に北河内支援学校相談サポートセンター研修サポート、支援教育公開講座 第2回研修会が本校で行われました。
今回の講座は「これからの特別支援教育 ~支援を必要とする子どもの授業の工夫~」という内容で、大阪人間科学大学の特任教授としてご活躍されている、須田正信教授にご講演いただきました。
須田教授は、本校をはじめ、数々の支援学校で学校長を務められ、個別の教育支援計画やインクルーシブ教育システムの構築に深く携わってこられた先生であり、当日は先生のお話を伺おうと会場いっぱいの参加者でした。
その中で今回は、
(1)特別支援教育の全国的な動向とその推移
(2)発達障害のある子どもの支援とその後の展開について
(3)障害者全般を巡って大きく変化してきたことと今後(法改正等)
①障害者の権利に関する条約
②障害者と合理的配慮
③就学先決定の変更(学校教育法施行令)
(4)これからの未来に向けての共生社会とインクルーシブ教育について
(5)外部の専門家と連携した教育システム
(6)合理的配慮とユニバーサルデザインの授業の工夫
(7)いくつかの子どもの事例と支援の方策
について詳細にお話しいただきました。
特に、今後の重要な課題として、合理的配慮とシステムズアプローチの話題を提供してくだいました。
また、事例検討では、実際に事例を提供してくださった教員からの解説もあり、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。
ご講演後の質疑応答の時間では、たくさんの質問があがりました。
その一つ一つに添った内容の資料をパワーポイントで提示してくださりながら、丁寧な回答をしてくださり充実した内容の研修会となりました。