先週土曜日、招かれて「晶子フォーラム 2022」にお邪魔しました。フェニーチェ堺で「合唱」と「対談」の二部構成で行われたそのフォーラムは、2時間を超えるものでしたが、芸術的でアカデミックな素敵な時間となりました。
第1部の合唱では3グループが出演。そこには本校の音楽部に加え、泉陽若手OBのグループ「Chor.Draft」の出演もありました。エンディングは全グループでの合同合唱で、与謝野晶子のあまりに有名な詩「君死にたまふことなかれ」が素晴らしいハーモニーで歌い上げられていました。
あぁ弟よ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生まれし君なれば
親の情けは勝りしも、
親は刃を握らせて
人を殺せと教へしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までを育てしや
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ハーモニーもさることながら、その詩の内容が今の世界情勢と重なり、本当に心に迫るものがありました。世界の平和を願わずにはいられません。
大阪府立泉陽高等学校 校長 栗山 悟