ちょっとお邪魔します【3年数学】

 小学生のころ、担任の先生は参観日になると、いつもと違った「気合の入った?」授業をしてくれました。その日も、いつもと違ってネクタイを締めた先生が、算数の授業で丸く切った厚紙を用意して、「円の面積」の求め方を教えてくれました。なぜ円の面積は「半径×半径×3.14」で求まるのか? 先生が、丸い厚紙をケーキのように切り分けて、その理由を解説してくれたとき、私は本当に感動しました。その時の「衝撃」はいまだに覚えていて、同窓会で担任の先生に会うたびに話題にしているほどです(「よそ行きの授業」をからかいながら)。

 同様の感動を、高校になっても経験しました。それは曲線で囲まれたところの面積を、積分で求められることを知った瞬間でした。さらには、曲線を、ある直線を軸に回転した時にできる立体の体積を求められることを知ったとき。これまた「衝撃」でした。

 さあ、1,2年生の皆さん、これから受けるであろう数学Ⅲの授業をお楽しみに。待ちきれない人は、数学科の部屋へどうぞ。校長室に来ても、残念ながら解説できませんのであしからず...

大阪府立泉陽高等学校 校長 栗山 悟

↓「感動的」解説の始まり。

↓ グラフが自在に動くのも感動的。やはり40年前とは違います。

↓ 感動に浸る3年生たち。

IMG_5426.JPGIMG_5420.JPG↓ 感動の教科書

↓ きっと感動の美味しさで、残しておきたかった袋。