模擬試験が終わると...

 模擬試験が終わって結果が手元に帰ってくると、「うわぁ~」「やったー」「ありゃま」「がーん」「う~ん」などなど悲喜こもごも。生徒たちには、合格判定結果などよりも、自分の弱点を確認して次につなげることこそが模擬試験の目的と説いています。私自身も「高校時代に、模試で間違ったところを再確認しておけば...」と今更になって思います。

 写真は、6月実施の3年生の模擬試験の結果について、先生たちが分析しているところです。どの生徒が伸長著しいか、今回不振だった生徒の様子は?、など一人一人の生徒の成績を確認しつつ、教科ごとに全国平均や過去の本校の成績と比較しながら、弱点分野などについて検討していました。今後の授業に反映されていくことでしょう。

 模擬試験は健康診断のようなもので、「悪いところを治す」のに役立てたいですね。健康診断で「血圧が高い」ことが分かれば、塩分を控えて酢で味を補ったり、と工夫します。骨密度が低ければ、頑張って牛乳を飲みます。受けてお終いの「模擬試験」や「健康診断」ほどもったいないものはありません。さぁ、生徒の皆さん、今は考査で無理でしょうが、戻ってきた模試結果を活用しましょう。私は、炭水化物の摂取を減らします。でもラーメンはやめられないんですよねぇ。。。

大阪府立泉陽高校 校長 栗山 悟

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