「個別最適化」って何?~先生も学習アプリを体験

 私は高校時代、数学は好きでしたがテストの点は超低空飛行(17点とか...)、古文を読むよりはまだ英語長文の方が読解できるような気がして(気のせい?)、跳び箱を飛ぶ勇気もないし鉄棒の蹴上がりもできないけれど雨の日のラグビーは嫌いじゃなく(転んでも怪我しない)、化学の実験は楽しむけれどレポートの出来は悲惨、ギターもピアノも何も弾けないけれど歌うのは好き(音程外すけど)、といったような生徒でした。

 生徒の皆さんもそれぞれ、何事においても得手不得手、好き嫌いがあるでしょう。それを個々ではなく集団で見ると、幅(違い)が大きく広がりますよね。学習に限ってみると、多種多様な科目それぞれにおいて、一人一人の理解度や進度が随分異なります。できれば一人一人の「オーダーメード」(英語ではcustom-madeと言うようです)で学びの設計が図られると理想的です。(もちろん通常授業での「集団での学び」に意義があることは言うまでもありません。)

「個別最適化」は、生徒の皆さんが自分の状況に応じて、自己調整しながら学習を進めていくことを目指すものです。そして、それをお手伝いするような学習アプリが様々開発されています。昨日(12月13日)は、先生たちが複数のアプリを実際に体験して、使い勝手や問題の難易度などをチェックしていました。これまで通り、授業やあるいは講習などで協働的に学習を進めることは基本ですが、「個別最適化」をどう進めたらよいか、先生たちも勉強中です。

大阪府立泉陽高校 校長 栗山 悟

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