昨日と今日、大阪医科大学看護学部から小児看護学実習で学生さんが12名来られ、各学部に分かれて実習されました。本日最後のカンファレンスということでそれぞれの学びや気が付いたことなどを発表する時間を持ちました。
小学部に配置された学生さんからは、子どもたちのできることはそれぞれ違い、手伝いをどこまでするかがとても難しいことが分かった。できた時の喜びややろうとする意思を尊重することが大切だと思った。子どもたちができるまで待つことが大切。できるようになってきたことに合わせて介助を変えること、今後社会に出ていくことも考えての介助をすることがわかった。等の発言がありました。
中学部に配置された学生さんからは、教育と医療(看護)のバランスが大切だと思った。子どもたちには安静だけではなく刺激が必要で、両者がバランスをとることで安全な教育ができることが分かった。家庭だけでは得られない集団の力を保護者と共有することや好きなことを見つけてあげることが大切だと思った。
高等部に配置された学生さんからは、看護師さんが保護者様と相談したり判断をしたりする場面を見て重要な役割を担っていることが分かった。話ができない子どもたちにも、2つの中から選ばせるなどして気持ちを引き出したり、不自由な体も動かせる部分は動かすことや、より体に合った車いすや装具を作っていくことで可能性を広げることができることが分かった。何度も言ってしつけるのではなく、忘れていても「どうやった?」と思い出させたり、それぞれの得意な表出の方法があることが分かった。
とてもすばらしい気付きを聞かせてもらって、感動しました。どうか、みなさん素敵な看護師さんになって、障がいのある人たちを支えていってくださいとお願いしました。
学生さんたちの指導をしていただいた本校の先生方や看護師のみなさん、ありがとうございました。