6月12日(木)に、茨木市クリエイトセンターで、78期人権講演会を行いました。
大阪府立学校人権教育研究会会長の森田正良先生を講師としてお迎えし、「同和問題と人権〜なぜ人権について学ぶのか〜」というテーマのもとで、ご講演いただきました。
第1部は、森田先生による同和問題の歴史や現状などのご講演、第2部では「第1部の感想」「どうして差別はなくならないのか」という話題についてグループディスカッションを行い、生徒に意見を交換しあい、考えを深めてもらいました。
正しい知識をもち、「じぶんごと」として考えること。これは、昨年の人権講演会でも学んだことです。3年間の人権教育の集大成とも言える今回、これからの学校生活や、社会に出た時に欠かせない人権意識を学ぶことができる機会となりました。
最後に、78期人権委員長からの感想です。
「今回の人権講演会では、日本の人権課題の根幹となる同和問題について知る中で、様々な人権問題にも通じる部分を考えることが出来ました。森田先生が仰っていた『無関心や傍観は差別の助長、加担に繋がる』ということをグループディスカッションで実感できたことがとても印象に残っています。
私自身、森田先生と打ち合わせをしていく中で、人権問題を新たな視点から見ることができるようになりました。どうすれば78期の皆にもそれが伝わるか考えながら講演会を企画することが難しかったです。今後、皆が人と関わるときに、今回の学びを活かせることができればいいな、と思います。
最後になりましたが、素晴らしい人権講演会を作り上げることができたのは、ご講演いただいた森田先生、準備や当日に関わってくださったクリエイトセンターの皆様、先生方、人権委員の皆さん、そして講演会を作りあげた生徒の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。」
(78期人権委員長)