応援団優勝の黒E団の応援団長から、体育祭の振りかえりが届きました。ぜひ、黒E団への愛があふれた振りかえりをご一読いただければと思います。
「黒E団応援団長として、優勝団として、こういった場で話させてもらうこと、とても光栄に思います。
僕が演技長をやろうと決めたのは昨年度の体育祭でした。当時はあまりやる気もなく、2年で初めて選んだ援団にも特に思い入れがありませんでした。ただ団練が進むにつれて、援団長さんや副援団長さんのあり余る熱意を受け、そして、先輩たちがとても楽しそうに団練をする姿を見て、援団に対する愛が溢れてきました。最終的に、僕は誰よりも熱心に団練に励み、その援団長さんには『優勝』と言う貴重な経験をさせてもらえ、先輩たちが自分の強い憧れになりました。自分を援団に出会わせてもらい、人生を変えてくれた昨年度の援団長さん、副援団長さん、そして僕を団練に熱心に呼び続けてくれた総長さんには感謝しかありません。
そして、今年度、3年生として、初めて出会ったにもかかわらず、ここまでともに闘ってくれた副援団長。副援団長がいなければ、今回の優勝などありえませんでした。初めて援団に関わるとは思えない動きのキレや振りのセンス、そして僕を凌駕するかのような熱意を見て、声をかけて本当によかったと思っています。ありがとう。
僕は自分の援団を通じて、1人でも多くの人に援団の素晴らしさを知ってもらうこと、そして、自分が尊敬してやまない昨年度の援団をも超えて、一生語り継がれるような過去最高の援団にすることを目標としてきました。それを端的に、『伝説をのこす!』と言い続けてきました。すると、その僕のわがままに黒E団の仲間は、常に全力で応えてくれました。『伝説をのこす!』という目標も、「開花」というコンセプトも、親しみを込めて、僕以外の仲間も言ってくれるようになり、団の雰囲気がどんどん良くなっていきました。格好良さを重視して、想像以上に難しくなった振りも、全員が完璧に踊れるようになり、グラウンド練に入ってからも、自分が要点を伝えただけなのに揃い方が綺麗すぎて思わず、叫んでしまったことを覚えています。
おかげで後夜祭では、BC間に『伝説の花』を咲き誇らせて、目標を達成できたと確信しています。全員が『優勝する』『伝説をのこす』と同じ方向を向いて闘ったことで、ずっと望んでいた結果が得られたこと、これは決して僕だけでなく、黒E団全員の功績です。僕の夢を叶えてくれたかけがえのない仲間に出会えたことを誇りに思います。
また今年度も、どの団も非常にレベルが高く、78期の援団の格好良さに驚嘆しました。副援団長とは、『これは俺らどころか78期が伝説にのこるな!』と話していました。援団長同士で互いを称え合い、そして、全員が優勝を目指して、互いに切磋琢磨してきたからこそ、素晴らしい体育祭になったのだと思います。
自分の団だけでなく、他団の演技長の頑張りを見て涙を流す人もいました。結果発表後、悔しさもありながら『優勝おめでとう!かっこよかった!』と心から伝えてくれる人もいました。体育祭を通じて、援団長になったこと、そして、この16人で援団長ができたことが、どれだけ良いものだったのかを実感しました。
僕の人生に、多大な影響を与えてくれた『日本一の体育祭』を受け継いでくれた数多くの方々への感謝は言葉ではとても表しきれません。今後も体育祭が続き、茨高生の一生の思い出になること、そして援団が進化していき、また新たな伝説が遺ることを楽しみにしています。」(黒E団 応援団長)
※写真は、黒E団応援団長から提供していただき、加工して掲載します。