3年生課題研究における取組が新聞に掲載

 昨日、8月23日(水)、本校3年生が行った課題研究における取組が、「高校生熱意 泉佐野市動かす 小中生塾代助成導入へ」という見出しで、読売新聞に大きく取り上げられました。この課題研究は4月14日の校長ブログに掲載した、第8回高校生国際シンポジウムのポスター部門「教育」の分野において「優良賞」を獲得した「泉佐野市に塾の助成金を出してもらおう!」です。

 本人の経験や周りの状況などを踏まえ、中学校の学習環境や塾に通う経済力が家庭にあるかどうかで、進路が左右されるかもしれないことを改善するために、自治体(本人が在住する泉佐野市)による公的支援の実施を提案したいという思いが、この研究を始めた目的でした。

 研究では自らの考えを裏付ける情報を集めるために、泉佐野市立中学校5校の生徒にアンケートの協力を依頼するとともに、すでに塾代助成を行っている大阪市の担当者への取材なども行いました。その素晴らしい行動力には感心させられます。

 泉佐野市に対しては市会議員に依頼し、泉佐野市議会において、経済的に困窮している小中学生を対象に、学習塾や習い事に通う費用を助成する事業を立ち上げるよう働きかけてもらいました。その結果、泉佐野市においては、塾代を助成する事業が今年度中に立ち上がることになったというのが記事の内容でした。

 高校生が行う課題研究によって現実に社会を動かすことができたという点で、素晴らしい取組、実践だったと思います。課題研究に取り組むすべての生徒が、自らの興味・関心のあることや、現代社会が抱える様々な課題などを研究テーマに設定し、自分事として主体的に取り組んでくれることを願っています。

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