音体部が「Christmas Concert」を開催

 12月25日(月)18:00から音体部がアプラたかいし3階大ホールにおいてChristmas Concert「『花より音体 final』~音体より愛をこめて~」を開催しました。このコンサートは77期2年生メンバーMAYLEEの引退コンサートでもあります。

 私は開場の17:30より前に着きましたが、3階に上がるとすでに多くの生徒や保護者の方が並んでいました。音体部顧問に聞くと、500名ぐらいが来場する予定で、保護者の方も100名を超えるとのことでした。実際に入ってみると、大ホールの上のほうまで一杯であるぐらいの大盛況でした。

 1部の始まりはChristmas Concertらしく、部員全員がサンタクロースに扮して5曲からなるクリスマスメドレーを踊りました。真っ赤な衣装を着た35名のかわいいサンタクロースはとても華やかで、楽しそうに踊っている姿を見ていると、とても暖かい気持ちになりました。

 その後はテレビ番組を見ているように、馴染みのある番組をアレンジした「オンタイ舞踊祭」、「世界の果てまでイッテO!」、「月曜ロードショー」、「オンナンデス!」、「ONTAI STATION」、「VSメイリノア」などの動画をうまく流し、着替えの時間をつなぎながら、14曲のダンスが披露されてました。楽しく見せる工夫と、見る側を待たせない配慮がなされているなと感心したところです。

 多い生徒で何曲踊っているのだろうか、動きを覚えるだけでも大変だなと感心させられるとともに、その都度、衣装を変えていることにも驚きです。数多くの衣装の準備をするだけでもかなりの労力を要しているだろうと感じました。そんなことを考えながら見ているのは私ぐらいでしょうか・・・

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 15分間の休憩の後、2部が始まりました。2部は大会作品として、最初に2年生メンバーMAYLEEが「青春」をテーマとした、メンバーにとって思い出の作品であるセンチミリメンタルの「青春の演舞」を踊りました。続いて、1年生メンバーLino'aが「応援」をテーマとしたONE OK ROCKの「Listen」を踊りました。そして、「音体部全員で栄光を掴み取る!」との一心でこの夏に取り組んだ最高の思い出の作品である「栄光」が披露されました。いずれも大会作品にふさわしく、見る者を引きつける素晴らしいダンスであり、また、熱心に練習に取り組んだ成果が現れた見事な出来栄えだと感じました。

 その後、2年学年作品として、2年生メンバーが「愛情」をテーマとしたYOASOBIの「あの夢をなぞって」を踊りました。生徒たちは、楽しみを分かち合い、苦しみを共に乗り越えながら一緒に過ごしてきた1年8か月の思い出を噛みしめ、踊っていたのではないかと思います。

 そして「FINAL」、部員全員が一緒に踊る最後の作品として、YOASOBIの「ハルカ」が披露されました。メンバー一人ひとりの思いが伝わってくる素晴らしいダンスを見せてもらうことができました。続いて本当のエンディング、最後の作品として、2年生メンバーが宇多田ヒカルの「道」を披露しました。会場の雰囲気は最高潮となり、観衆全員がメンバーの踊りに引き込まれていたと思います。今回のコンサートで引退する2年生メンバーMAYLEEの皆さんお疲れ様でした。

 この後、一旦幕は閉じられましたが、「アンコール、アンコール」の大きな声もあり、全員がお揃いのTシャツ姿で再登場しアンコールの曲を踊り、Christmas Concertの幕は閉じられました。本当に素晴らしい舞台、コンサートでした。音体部の皆さん、どうもありがとうございました。

 今回、舞台の構成やダンスが素晴らしかったことはもちろんですが、他にも多くの気づきや感動がありました。まずは「発信」。音体部として取り組んできたことを、その集大成として、このように多くの人の前で披露できることの喜びを感じ、素晴らしさを実感しました。そういった発信できる「場」の大切さを感じたところです。今回、このアプラたかいし大ホールという素晴らしい会場でのコンサートの開催にご支援・ご協力いただいた皆様方に感謝申し上げます。

 次に「つながり」。2年生はMAYLEE、1年生はLino'aなど、各学年をメンバーとして名前が付けられていることを今回初めて知りました。メンバーに名前をつけることで、単なる一員ではなく、「仲間」としてのつながりが強くなっていると感じました。今回の舞台を見ても一人ひとりがメンバーとしてそれぞれの役割を果たしていることを感じました。

 また、他の部活のメンバーが音体部に対して動画メッセージを送っていたことも校長として、とても嬉しかったです。異なる部とはいえ、ともに部活動に熱心に取り組んでいる者どうし、分かり合えることは多くあると思います。このように学校全体で互いに応援しあえる関係であることは素晴らしいと思います。

 そして「継承」。各学年でメンバーとしてのつながりを強めながら、上下の学年が互いに尊重・尊敬しあい、時には切磋琢磨しながら、音体部全体としてのつながりをより強固なものとし、継承している気がしました。おそらく今回のChristmas Concertを終え、1年生Lino'aのメンバーは、来年は自分たちがもっと素晴らしいコンサートにしたいと心に誓ったと思います。このように、思いや目標を継承していくことで、部全体の意識が高揚していくのだと思います。

 最後に「感謝」。今回のコンサートには「感謝」の気持ちを伝える場面が数多くありました。3年生から2年生へ、1年生から2年生へ、2年生から1年生へなど、共に頑張ってきたからこそ分かり合える共通の思いがあり、互いに対するお礼と感謝の気持ちがよく伝わってきました。また、引退する2年生のメンバーから保護者や家族への感謝の気持ちがストレートに伝えられていました。改めて、常に支えてもらっていることへの感謝の気持ちを言葉として、手紙として伝えられた保護者の方々も感動されたのではないかと思います。

 また、今回のコンサートを振り返り、改めて、部活動の意義・大切さを実感しました。同じ興味・関心をもつ生徒たちが自主的な参加により構成され、異年齢との交流の中で、単発の学校行事ではできない濃い人間関係をつくり、同じ思いや目標を共有しながら苦しいことにも乗り越えていく経験はとても重要だと感じたところです。

 最後になりますが、このコンサートに来てくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。また、お忙しい中、お越しいただいた保護者の皆さまにお礼を申し上げます。コンサート開催にあたり、ご寄附をいただきました多くの皆様にも感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

 引き続き、本校音体部を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

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