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「第68回大阪府学生科学賞」において大阪府知事賞などを受賞

 今年度は小学校、中学校、高等学校の児童・生徒の作品が大阪府教育センターに展示され、「第68回大阪府学生科学賞」の本審査会が10月4日(金)に行われました。

 この「大阪府学生科学賞」は科学教育の振興を図ることを目的として、大阪府内の小学校、中学校、高等学校などに在籍する児童・生徒から科学研究作品を募集し、優れた作品の表彰を行うとともに公開展示を行うものです。

 本審査会の翌日、10月5日(土)には、本審査の対象となったすべての作品が公開展示されました。小学校、中学校では市町村教育委員会等における予備審査を通過してきた作品が本審査の対象となるため、ここに展示されたことが表彰に値するとても名誉なことです。その作品展には毎年、小・中学校の児童・生徒の家族がたくさん訪れ、嬉しそうに作品を見学したり、写真を撮ったりしている姿を見ることができます。そうした楽しそうな姿を見ていると心が和みます。

 本審査会では、小学校の部、中学校の部、高等学校の部それぞれにおいて、最優秀作品6点、優秀作品6点と学校賞が選出されます。また、中学校及び高等学校の部の最優秀作品については、読売新聞社主催の「第68回日本学生科学賞」の中央審査にすすみます。

 本校は昨年度の大阪府学生科学賞では、最優秀作品賞に2点、優秀作品賞に1点選出されました。特に、最優秀作品賞の中でも1位と言える大阪府知事賞に選出された生徒の作品が「日本学生科学賞」において文部科学大臣賞を受賞しました。昨年度の成果については私自身、正直、驚いたところです。

 今年度は昨年度の実績もあり、また"プロジェクトNova"の生徒たちの作品を複数出品していたこともあり、2年連続となる大きな成果を期待していました。"プロジェクトNova"とは、本校がSSH(スーパーサイエンスハイスクール)第Ⅲ期の指定から始めた新たな取組で、3年間を通してサイエンスリーダーを養成するプログラムのことです。今回出品したのは"プロジェクトNova"1期生となる3年生の研究作品です。

 では、本審査会の結果について報告させていただきます。今年度も5点の作品を出品したところ、昨年度とまったく同じ結果となり、大阪府知事賞を含む最優秀作品賞に2点、優秀作品賞に1点選出されました。3つのグループの皆さん、おめでとうございます。

 大阪府知事賞に選出されたのは"プロジェクトNova"ではないグループの作品でした。このことは本校の科学研究作品のレベルの高さを示すものだと考えています。さらに、本校は2年連続で学校賞(大阪府科学教育振興委員会賞)にも選出されました。学校全体で取り組んでいることを高く評価いただいたことに感謝します。

 以下が、受賞した作品の研究テーマと生徒たちです。

 ■最優秀作品賞(大阪府知事賞)

  「ミョウバン結晶の形状比較」 3年 平松 南、関 真悠、岩切 光咲

 ■最優秀作品賞(読売新聞社賞)

  「〜音を使ってお仕置きよ!〜 可聴域の差を利用した外来魚駆除法の検討」

   3年 渡邊 一久、井上 陽介、大内 愛斗

 ■優秀作品賞(大阪府教育委員会賞)

  「メダカの成長段階及び飼育条件における仲間の判断基準の変化」

   3年 辻 泰聖、根田 有規、市原 凛空、西川 太郎

 ■学校賞(大阪府科学教育振興委員会賞)

   大阪府立岸和田高等学校

 表彰式は11月9日(土)に開催されます。小・中・高等学校の最優秀作品賞・優秀作品賞各受賞者および学校賞受賞校の表彰と、大阪府知事賞受賞者による研究発表が行われます。

 先ほども書きましたが、最優秀作品賞に選出された本校の生徒たちの作品2点が「第68回日本学生科学賞」の中央審査にすすみます。昨年度、大阪府学生科学賞において大阪府知事賞に選出された山田美桜さんの「薬草ドクダミの魚病予防・治療への可能性」が文部科学大臣賞を受賞しました。その日の驚きと感動は、今でもはっきりと覚えています。今年度も続けてあの感動をと求めるのは欲張りかもしれませんが、大いに期待し、楽しみながら、12月末を待ちたいと思っています。

 昨年度に続き2年連続で大きな成果をあげることができ、とても嬉しいです。このように生徒たちの科学研究作品が高く評価されたことは、生徒たちの努力を積み重ねてきた成果であり、SSH第Ⅲ期で始めた"プロジェクトNova"をはじめ、「文理融合型課題研究」や「縦割り型課題研究」などの新たな取組の成果でもあると考えています。第Ⅲ期から開始した取組については本校Webページをご覧ください。

 今後も引き続き、学校全体で課題研究をはじめとした取組の充実と発展に尽力し、この成果を次年度以降にもつなげていきたいと考えています。

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